ちょっとした誤解から始まる
言葉と文字は笑顔の源!
産業心理カウンセラー&書道家の岡部あゆみです
保育士さんと保護者との間で
何気ない言葉で大きな問題に発展したケースがありました
以下が2歳のお子様を保育園に預けている方と保育士さんのやり取りです
A 土曜日も仕事のため預けていますが、早く終わる父親がお迎えに行っています。
B いつもは、作業服で迎えに行っているのですが、その日は雨で
C たまたま着替えてから行ったそうです。
D 週明けに、担任の先生から「お父さん、何かこの間お洒落な服で来ていたわね」と
E 明らかに休みだと疑っている感じの言い方をされました。
F それを主人に伝えると、とても怒って「園長に苦情をいう」と言っています。
G 私は「私と子どもが気まずくなる」と言ったのですが、気持ちがおさまらないようです。
H どうすればいいのかわからないので、ご意見やアドバイスなどあればお願いします。
この文章の中には、明らかに事実ではない部分があります。
それはどこだと思いますか?
Eです。
これはお母さんが思った感情です。
そしてそのあとは、お母さんの感情がお父さんを動かし、事態が複雑になっています。
私は、この話は以前からのお母さんと保育士さんのコミュニケーションの仕方を見直さなければならない出来事と
とらえた方がいいと思っています。
例えば、保育士さんとお母さんの関係が良好ならば、
「父親の服装を褒められてうれしい」と思ったかもしれません。
もしかしたらこのお母さんは前に、何か言われたことを気にしているのかもしれない。
ということも考えられます。
日常のコミュニケーションはこうしたちょっとした誤解や想像から
事態が悪化してしまうことがとても多いのです
でも、怖がらないでください。
ちょっとした誤解でというのであれば、ちょっとした気遣いで、関係がより良好になるということです。