【オーダーメイドコミュニケーション研修】人を育てるとは
コミュニケーションカウンセラーの岡部あゆみです
曹洞宗の禅僧で、現在、福井県霊泉時住職、青森県恐山菩提寺院代の南直哉さん
NHKの番組でのインタビューで次のように話しています
永平寺に20年いた南さん
僧堂というのは朝から晩までスケジュールが決まっていて同じようなことをするわけですよね?
それでいながら、皆さんが同じ型にはまるかというと、そうじゃなくなりますよね?
という質問に対して、南さんは
すごい個性的になります。
「日本人で個性的だって言われる人は禅のお坊さんですね」って言った外国人の方が
いるそうですからね。私もわからんではないんですよ。
つまり、同じことをするのに、この人間とこの人間はなぜこれほど
違うのかっていうことを目の当たりにしたり、そういう人間と日常生活を暮らしていると
「ああ、彼はこういう人なんだ」っていうのが個性で、これはむしろ他者が最初に認識して
本人に返してあげることであって、本人は夢中になってやっているから分かりませんよ
一生懸命にやっているわけですね
そうです。ですから、このほうが自然なんですよ「ああ、君はこういうふうにやるんだね」とか
「君ってこういう人なんだね」って言われて「ああ!」って気づくほうがリアルだと私は思います。
※『こころの時代から宗教・人生~』南直哉インタビュー「仏の教えをたずねて」より
書道にも当てはまるなあと思いました
同じ手本を見て練習していても、各々の個性が出ます
仕事もそうではないでしょうか
同じ仕事をしていても、その人によって違ってくると思います
その時に、「そのやり方は違う」と否定から入るのか
「ああ君はこういうふうにやるんだね」と受け入れてから
指導をするのかでは、受ける人の印象が違ってきます
それぞれの良いところを活かしながら
育成をしていけたらいいですよね