心が狭いのでしょうか
言葉と文字は笑顔の源!
産業心理カウンセラー&書道家の岡部あゆみです
今日の読売新聞の人生案内に次のような相談が載っていた
【20代半ばの会社員女性
同僚の妊娠を、心から喜ぶことができません
入社したときから、業務を教えてくれる先輩はおらず
1人で地道に勉強し、プレッシャーに押しつぶされそうになりながら
孤独に仕事をしてきました
昨春、ようやく先輩社員が私の部署に異動してきました
時間をかけて業務を伝えてきたのですが、昨年末に妊娠の報告を受け
複雑な気持ちになりました
妊娠を喜ばなければならないのに
この1年ほどの間、一生懸命業務を伝えてきた時間はなんだったのだろうか
先輩が産休に入ってしまえばまた自分の業務量が増えてしまうなどと考えてしまいます
こうしたことはお互いさまだとわかっていますが
残された人にしわ寄せがいくものです
そんなふうに考える自分は心が狭いと感じ、自己嫌悪に陥ります
どうしたら自分の心身を守りながら、人の幸せを喜ぶことができるのでしょうか】
この相談に対し、心療内科医の海原純子氏は次のように回答している
【他の人の幸せを一緒に喜ぶことができるのは
自分が満たされて満足している場合です
心を広くもとうとする前に、あなたはご自分の業務内容の負担を
上司などに伝え、必要な人員を確保してサポートしてくれるよう
環境改善をする必要があると思います
人の幸せを喜べないのは、自分が満たされていないというサインです。
ご自分をいたわり大事にしてください
こんなに一人で孤独に頑張ってやっと見通しがついたのにという
無念な思いを抱え込まないで、会社側に伝えるようにしてみることをお勧めします
環境を整備して、ゆとりをもって仕事ができるようにすることが
あなたには必要です
それが心身を守ることにつながるはずです】
長い間1人の人が我慢して支えている
その状態が続いている職場は、それが当たり前になっているのかもしれません
やはり上司に伝えないと改善されないと思います
海原氏のいうように
ゆとりを持って仕事が出来るような環境づくりが
何よりも必要なような気がします